予約途中の離脱が75%から10%に|La HEADのインバウンド予約導入事例

海外からのお客様が多いのに、予約画面が日本語だけ。途中で諦めてしまう人がほとんどだった西新宿のドライヘッドスパが、英語のサイトと予約の仕組みを取り入れて、予約画面での離脱率を75%から10%まで下げた事例です。

スパの店内で、ノートパソコンのグラフを見ながら話す2人

画像はAIで生成したイメージです

見つけてもらえているのに、予約にたどり着けない

新宿西口から歩いて3分のドライヘッドスパ「La HEAD(ラ ヘッド)」には、海外からのお客様も多く訪れます。旅行の合間に、日本のヘッドスパを体験したいという人たちです。

ところが、以前のLa HEADには英語の予約ページがありませんでした。せっかくお店を見つけてくれた海外のお客様の多くが、日本語の予約画面の途中で手続きを諦めていたのです。英語での電話対応も難しく、ホームページも日本語だけだったため、メニューや料金、お店の場所を確かめることさえ簡単ではありませんでした。

導入前の困りごと

  • 英語の予約ページがなく、海外のお客様の多くが予約画面の途中で離脱していた
  • 英語での電話やお問い合わせに、対応しきれなかった
  • ホームページが日本語だけで、メニューや料金、場所が伝わりにくかった
  • 今の予約システムとホームページは、変えずに使い続けたかった

今のしくみはそのままに、英語の入口を足す

La HEADが取り入れたのは、株式会社フジ東京サービスが開発した、リラクゼーションサロン向けの「インバウンド専用予約システム」です。日本語のホームページと予約システムはそのまま使い続け、英語のホームページと英語の予約の仕組みだけを足す、という考え方で作られています。

導入したしくみ

  • 今の見た目のまま、英語のサイトに:デザインは日本語のホームページと同じまま、メニュー・料金、店舗情報、よくあるご質問などを英語に。画面の右上で日本語と英語を切り替えられ、よくあるご質問には旅行者が迷いやすい点の答えも加えた
  • ブログも毎日、自動で英語に:お店が日本語でブログを書くと、毎日決まった時間に英語の記事が自動で作られて載る
  • 英語で迷わず申し込める予約フォーム:コースを選ぶと施術時間と料金がまとめて表示され、電話番号は国・地域を選んで入力できる
  • お店が決めた枠だけを予約できる:曜日や祝日ごとの受付時間と、日ごとに閉じる枠を、お店が管理画面で決める。施術の前後に必要な準備の時間も含めて空きを計算する
  • 予約が重ならない確定のしくみ:申し込みの時点では確定せず、お店が空きを確かめてから確定用のメールを送る。確定を待っている間も、その時間にほかの予約は入らない
  • 日本語で選ぶだけで英語のメール:希望の日時に空きがないときは、「同じ日の別の時間」などを日本語で選ぶだけで、おわびの言葉を含む英語の文ができる
  • 自分でキャンセル、いたずらも防止:お客様は確定のメールから自分でキャンセルでき、機械による送信や短時間の連続送信は自動で受け付けない

予約の流れ

順番だれがすること
1お客様英語のサイトでコースと日時を選び、予約を申し込む
2システムお客様へ英語の自動返信、お店へ日本語でお知らせ
3お店空きを確かめて枠を押さえ、管理画面から確定用のメールを送る
4お客様メールのボタンを押して、予約を確定する
5お客様来店する。予定が変わったときは、メールから自分でキャンセルもできる

お店のスタッフは、日本語の管理画面を操作するだけ。お客様には英語のメールが届くので、翻訳しながらメールを書く必要がありません。

離脱率は75%から10%に

導入のあと、予約画面の途中で離脱する海外のお客様の割合は、75%から10%まで下がりました。これまで諦めていたお客様がそのまま予約までたどり着けるようになり、海外からの予約が大きく増えたといいます。

  • 英語での電話やメールのやり取りがほとんどなくなり、スタッフは施術とおもてなしに集中できるようになった
  • 予約の行き違いや二重予約がなくなった
  • 日本語でブログを書くだけで、英語の記事も毎日増えていくようになった
  • 翻訳や予約の有料サービスを使わず、今のホームページのサーバーで動かしているため、毎月の費用が増えていない

お店の声

海外からのお客様は多いのに、予約画面が日本語だけで、途中で諦めてしまう方がほとんどでした。英語の予約ページがほしいと相談したら、次の日には実際に動く画面を見せてもらえて、そのスピードに本当に驚きました。

予約画面の途中で諦めてしまう海外のお客様がほとんどいなくなり、今では英語の予約がお店の大切な入口になっています。

(La HEAD 店長 勝又 梓さん/フジ東京サービスの導入事例ページより)

インバウンドを取りこぼさないために

訪日客は、旅行の前や滞在中に、スマートフォンでお店を探して予約します。そのとき、言葉の壁でつまずくと、お客様は黙って別のお店を探しに行ってしまいます。予約の途中で諦めた人の声は、お店には届きません。

La HEADの事例は、今のしくみを大きく変えなくても、「英語で迷わず予約できる入口」をひとつ足すだけで、取りこぼしていたお客様に届くことを示しています。英語が得意なスタッフがいなくても受けられるようにすることが、小さなお店にとっての続けやすさにつながっています。

参考にした情報

この記事は、次の公開情報をもとに編集部がまとめたものです(2026年10月30日時点)。この記事で紹介した予約システムは、このメディアを運営する株式会社フジ東京サービスが開発したものです。